地球よりも大きい太陽系の天体には木星をはじめ土星や天王星、海王星が挙げられます。
ではその太陽系最大の大きさを誇る木星の第二衛星エウロパの大きさはどうでしょうか?
やはり木星がド級に大きいですから、それに比例したようにとても大きいのでしょうか?
木星の衛星エウロパの大きさって?
木星は地球の約1,321倍ともいわれ、太陽系最大の天体と言われていますが、意外や意外、その衛星であるエウロパの大きさは直径約3,138kmと、月に比べて少々小さいくらい(月は直径約3,476km)の大きさしかありません。
因みに、木星の衛星の中で一番大きいとされているのは同じく木星の衛星であるガリレオ衛星と呼ばれる天体のひとつ、ガニメデ(直径約5,262km)であり、こちらは惑星である水星よりも大きい衛星です。
また、ガリレオ衛星の中で一番小さいのがこのエウロパです。
それでも今までに発見されているすべての木星の衛星の中でも4番目に大きい衛星ですから、宇宙の規模というのはなかなか計り知れないものがあります。
木星が赤道直径約142,984kmですから、このエウロパと木星の大きさの差は、大人と子供どころか月と岩くらいの大きさの差があるわけですね。
木星の衛星エウロパはとても遠い!地球からの距離はどれくらい?
これまで、何度か木星への探査ミッションが計画されてはいるのですが、それが実行に至っていないのには理由があります。
それは、地球からの距離が一番の理由であるでしょう。
エウロパは、地球から約628,300,000kmも距離があるのです。
地球から火星が約7,800,000km、その距離も宇宙船で約5か月から6か月だと言いますから、本当に途方もない距離に隔てられていると言えます。
NASAはエウロパへの次期惑星探査ミッションの第一候補としているという話も上がっていますが、それも予定として2020年に打ち上げして2025年末から2026年初に到達する計算だと言われています。
そんな途方もない距離をそこまで可能にした人間の技術も凄いですが、やはりそれでも本当に届くのかどうか想像がつかないくらいに遠いですね。
まとめ
木星の衛星のなかでもそれなりに大きさがあるエウロパですが、やはり木星がけた違いに大きいだけに、やはりもっと大きい衛星もあるのですね。
それにしても、月に到達しただけでも私たち人間にとってはとても大きな一歩でしたから、もしエウロパに人間が到達できる日が来たとしたら、世界は一体どうなっているのでしょう?
言い知れぬ期待と恐ろしさをも感じます。