地球と似た惑星である火星には、地球との共通点が多く、太陽系の中でも最も身近な惑星として知られています。
火星にも地球と同じように季節があることから、今回は火星の季節についてご紹介します。
さらに火星のことを詳しく知りたい方におすすめです。
地球と同じように火星にも季節があるって本当?
火星の自転軸は太陽に対して25.2度傾いて公転していることから、火星では季節が存在することがわかっています。
地球にも四季といった季節があるのは地球の自転軸も火星と同じように傾いていることからなのです。
地球の場合は23.4度傾いています。
火星の四季についてご紹介しましょう。
火星の南半球では、地表が温まる春から初夏にかけて大気の状態が不安定になる時期があり、火星の地表にある砂ぼこりなどが巻き上がって黄雲が発生することがあります。
中でも8月から10月にかけて火星全体を覆ってしまうほどの大規模な黄雲が発生することもあります。
また、極冠の大きさは1年を通して変化します。
夏の時期は小さくなり、冬の時期になると大きくなるのです。
まるで地球の北極や南極の氷のようですね。
火星は地球と同じ岩石からなる惑星で、大気や水、火山などもあることから地球とよく似ている惑星です。
火星の自転の速度も24時間39分と、地球よりも少し長いくらいで、1日の長さとしてはほぼ同じです。
アメリカとロシアによる火星探査が進められてどんどん火星のことが明るみなってきましたが、まだ解明されていない部分も多く、いまだ未知の惑星なのです。
ですがこれだけ地球と共通点がある惑星であることは違いないので、これからの研究に期待したいですね。
まとめ
火星は地球と同じように太陽に対して傾いた公転をしていることから、火星にも四季があります。
黄雲や極冠の大きさの変化などで、火星を観察することでも火星の季節を感じることが出来るのです。
また、四季の他にも火星と地球には共通点が多く、よく似た惑星であることが知られています。
いつか火星で生活できる未来へ向けてこれからの宇宙の研究の進化に期待したいですね。