地球には、膨大な量の物質が宇宙から到着しています。
ただしその大半は直径数ミリメートル以下の微粒子で、大気圏に突入した途端に燃え尽きてしまいます。
少なくとも数センチメートル以上の大きさがある、隕石といわれる資格のある物質は、ごくわずかしか含まれていません。
地球にどれくらいの割合で隕石が落下する?
それでも地球には、相当数の隕石が1日の間に落下しています。
1年の間に地球全体で500個くらい、陸地部分に限定しても150個くらいの隕石が落下しているので、1日に落下するのは 500個÷365日≒1.4 個/日 ということになります。
毎日に地球のどこかに1個か2個の隕石が落ちているわけです。
地球に落ちた隕石の多くは、海に落下します。
陸地に落ちるのは、150個÷500個 ≒0.3 つまり3割ほどです。
しかも隕石の大半は、空気中で流星となって燃え尽きてしまいます。
地球に何らかの影響を与える大きな隕石が落下するのは、まれな事件に属します。
1メートルくらいの大きさの隕石が落下するのは、1年に1回程度です。
これぐらいの大きさの石の場合は、空中で小さな爆発を起こします。
ひとつひとつのかけらは空気中で燃え尽きてしまい、地上には影響を全く与えません。
大きさが10メートルくらいの隕石は、10年に1回しか地球にやって来ません。
これぐらいの大きさになると、空中で爆発した後、一部のかけらが地上に到達します。
それ以上の大きさの隕石になると、強力な大爆発を起こして地上の環境に大きな影響を与える可能性が出てくるのですが、そのような事態は忘れていても大丈夫でしょう。
大きさが100メートルくらいの隕石が地上に落下する可能性は、1,000年に1回といわれているくらいですから。
まとめ
地球に落ちてくる隕石は1日に平均1.4個、つまり日に1個か2個は、地球上のどこかに必ず落ちていることになります。
ただしそのうちの7割は海に落下しています。
しかも地球上に落ちてくる隕石の大半は空気中で燃え尽きてしまいます。
実際に地上までたどり着いて周囲の環境に大きな影響を与えるサイズの隕石は、1,000年に1個といったレベルしか地上に到着着しなので、気にかけたり心配したりする必要はありません。