地球は、他の惑星や太陽と同時に46億年前に誕生していると考えられています。

もともと、宇宙に漂っていたガスやチリなどが、集まってきてそれぞれ惑星を作ることになったわけです。

そうなると、この球体、つまりは「地球」という名前はいつから呼ばれ始めたのでしょうか。

そこで、地球と呼ばれるようになったのはいつからなのか調べました。

地球 いつから 名前

地球の名前で呼ばれるようになったのはいつから?

まず、「地球」の名前が呼ばれるようになった始まりは、当然、地球が丸い球体であることが前提になるのではないでしょうか。

現代は、宇宙探査機や宇宙飛行士などによる地球や他の惑星の様々な調査が進められて、いろんなことがわかってきましたが、昔は、そんな画期的な機械もない時代です。

では、そもそも、地球がどうして丸いのでしょう?

46億年前に生まれたばかりの地球は、現在のような丸い形ではありませんでした。

月にあるクレーターのような穴があちこちに開いていました。

空気らしいものも一応ありましたが、海までは、まだできていませんでした。

その後、火山活動が活発になることに伴い、あちこちで火山により爆発が起きます。

そのことによって、地面の上に吐き出された溶岩が、地球の穴を埋めていくようになり、その後、雨水などによって、地球の出っ張っている部分が少しずつ削られ地球は丸くなりました。

ただ、実際の地球は、少し押しつぶされたような球体をしています。

このように、地球が丸い球体であることに気が付いたのは、古代ギリシア人で2500年以上も前のことです。

もちろん、実際に地球を見て丸いと気づいたわけではなく、海を眺めていた時に、近づく船は水平線に船のマストの頂点から見えて、少しずつ近づきながら全体の姿を現すことに気づいたことが発端です。

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そして、日本では、江戸時代の頃は、地球という名前は存在していなかったと考えられていますが、日本で最初に「地球」の名前を使った本は、1689年に発行された、井口常範による「天文図鑑」という本だったようです。

一方、中国では、地球という単語が初めてできたのは紀元1600年の頃になります。

一説では、日本で「地球」という名前を伝えたのは、スペインのカトリック教会宣教師、フランシスコザビエルではないかという話がありますがはっきりしことはわかっていません。

まとめ

地球の名前を最初に使い始めた時期ははっきりとしていませんが、古代ギリシア人は、地球が丸いと考え始めてから、月食で起こる月に映る地球の影で、より地球が丸い球体であることを確信していったようです。

そうなると、古代ギリシア人は、その頃の地球をどう呼んでいたのかも気になりますよね。

では、ここで紹介したことをおさらいしておきます。

  • 地球が丸い球体であることに気が付いたのは、古代ギリシア人で2500年以上も前
  • 日本で最初に「地球」の名前を使った本は、1689年に発行された、井口常範による「天文図鑑」
  • 中国では、地球という単語が初めてできたのは紀元1600年の頃

地球に住んでいても、まだまだ解明されていないことはたくさんあります。そんな地球の謎を解き明かすのも楽しいですよ。