火星は地球との位置関係によって明るさが大きく変わる惑星ですが、火星を肉眼で見ようとしたらどうやって見えるのでしょうか?
またその火星の色は何色に見えるのでしょうか?
火星はどういったものなのか、色は何色なのかについて調べてみました。
火星は肉眼で見えるの?
火星は地球のすぐ外側を公転する太陽系4番目の惑星です。
主に岩石からなる地球型惑星と呼ばれるグループの一つです。
大きさは地球の約半分で重さは約10分の1です。
大気のほとんどが二酸化炭素で成り立っています。
火星の1日は地球の24.7時間で地球とほぼ同じで、火星の1年は地球の687日と言われています。
およそ2年2カ月に一度地球に接近しています。
地球と火星の最短距離は約5800万キロとも言われており、15年に一度地球に大接近します。
火星の表面は酸化鉄に覆われ、つまりさびた鉄が多く含まれているので赤い色をしています。
地球からの距離によって明るさが変化し、一番遠い時でもかなり明るく、見つけやすい惑星です。
これが大接近の時には最大の明るさになるため肉眼でも見えるようになります。
火星は何色に見える?
上にも述べたように火星はその地表の色から赤色に見えると言われています。
火星を覆っている土や岩は酸化鉄を多く含んでおり、その酸化鉄の色が赤くみせているのです。
またこの表面の砂や塵が、砂嵐などで空中に巻き上げられるため火星は赤茶色のもやがかかっているように見えるそうです。
火星には雲がないため、さえぎるものがなく観測することが出来ます。
大接近する火星の明るさはマイナス2.1等級と言われ、かなり明るく見えるそうです。
地球の公転軌道はほぼ真円なのに対し、火星の公転軌道は少し楕円の軌道をとっています。
つまり、地球と火星の公転軌道でお互いが接近したとしても、火星の公転軌道が太陽から離れていた場合は地球との距離は1億キロ以上も離れています。
そのため、火星が最も太陽に近い時に、地球の公転軌道が近づけば最接近ということになります。
2018年7月31日がスーパーマーズと呼ばれる大接近だったので、次に見られるのは2035年9月11日と言われています。
今年見られたよりも約100kmくらい近く見えるそうです。
点が火星です。肉眼ではもっと火星らしくあかいんだけど。 pic.twitter.com/ZKG1ZHj87R
— juncoma (@junncoma) 2018年10月6日
まとめ
火星はスーパーマーズと呼ばれ、地球に最接近すると赤く輝いて見えるんですね。
肉眼でも見えるとなると、天体望遠鏡などでは火星の地表まで見えるのではないでしょうか。
まだまだ謎が深い火星ですが、次にみられる時には肉眼で見てみたいものです。