天王星は、比較的近代になってから確認された惑星です。
天王星には、タイヤモンドの海が広がっているともいわれる、なかなかロマンを感じさせる惑星です。
天王星には、いくつか衛星が存在しています。
そこで、天王星の衛星の数を中心にご紹介します。
天王星の衛星の数はどのぐらい存在しているの?
天王星は惑星ですが、惑星を簡単に説明すると、太陽の周りを回っている天体で、その天体そのものでは輝くことがない天体のことです。
天王星は、惑星と確認されるまでは何度も観測されていたものの、なかなか惑星として認識されていなかった惑星です。
惑星と確認するには、惑星の定義がありました。
惑星の定義は、
- 太陽の周囲を回っていることと
- 大きな質量を十分持つために、自己重力は重く強いことから、ほぼ丸い球状の形を形成していること
- その星の周囲には、その星よりも大きな星の存在はなく、同じ大きさぐらいの星も存在しないこと
とされています。
つまり、自ら光を放つ星は惑星ではないので、私たちが夜空で光って見えているものは、月と惑星を除くと全部恒星です。
一方、衛星とは、惑星の周囲を回っている天体を指します。
当然、惑星である天王星の周りにもいくつか衛星が存在しています。
天王星が発見された当初は、明るく輝くように見えていたことから、いったんは恒星として認識されていました。
その後、天王星を観測していくにつれ、実は、土星のはるか彼方に位置する大型の惑星であることがわかり、正式に惑星として確認されました。
そして、シェイクスピアの名前を衛星につける慣習にならってUranus(天王星)と命名されて今に至ります。
その天王星の衛星の数は、現時点で27個あります。
- ロザリンド
- ウンブリエル
- ミランダ
- チタニア
- アリエル
- オベロン
- クレシダ
- コーディリア
- オフィーリア
- デステモーナ
- ジュリエット
- シコラックス
- プロスペロー
- ステファーノ
- トリンキュロー
- ファーディナンド
- ポーシャ
- ロザリンド
- ベリンダ
- パック
- キャリバン
- セティボス
- フランシスコ
- マーガレット
- ペルディータ
- マブ
- キューピット
天王星
公転に伴って色が変わる
この色の時が好き季節があると考えられている星
(色が変わる為)衛星が27つあるがその名前が全て
シェイクスピアかアレキサンダー・
ホープの作品の登場人物の名前となっている pic.twitter.com/59LtvefTfB— AYN (@AYN_SCP) 2015年3月22日
衛星を持つのは天王星以外にも、火星、木星、土星、海王星など、他の惑星もそれぞれ衛星を持っています。
火星は、ダイモスやフォボスの2つの衛星、木星にはガニメデ、イオ、エウロパ、カリストなど他にも63個あります。
土星にはタイタン、イアペトゥス、フェーベなど他61個、海王星には、海王星にふさわしい名をもつトリトン、ネレイド、ネイアド、タラッサなど他10個あります。
まとめ
衛星は、ある意味惑星の孫のような存在ですが、そうなると、衛星にもひ孫のような存在があっても良さそうですが、現時点でそのような衛星は発見されていません。
では、天王星についてここで紹介した内容をまとめておきます。
- 天王星の衛星の名前は、シェイクスピアの戯曲に登場する人物名が多い
- 衛星の数は、現時点で27個
- 天王星の重力は、地球の重力の約90%ほどの7.69m/s2
- 天王星の大気の温度は、-224℃の超低温
惑星が持つ衛星の数を見ると、大きな惑星ほど多くの衛星を持っているのがわかりますよね。