地球と月は一体どれくらい離れていて、地球から月まではどれくらいの時間がかかるのでしょうか?
今回は、時間について調べてみましょう。
地球から月に着くまでにかかる時間はどれくらい?
地球と月の距離は約38万4100kmありますが、地球から月までにかかる時間とは一番早い光の速度だと1.3秒かかるといわれています。
このことは、光が宇宙空間で1秒あたり30万km進むからです。
他の乗り物だと月までどれくらいかかるのでしょう。
時速1000kmのジェット機では16日、時速300kmの新幹線ののぞみでは53日ほど、もしも、人類が歩いて月まで行く場合は時速4km計算で11年ほどかかります。
身近な乗り物の自転車では約3年、自動車なら約6ヶ月です。
地球の周りをまわっている月は、楕円形の軌道をしているので、その時の月の軌道の位置によって地球から月までの距離は常に変化しています。
地球と月が一番近い時で35万kmほど、離れている時で40万kmもあります。
また、地球を一周する4万kmは、光の速さなら1秒で地球を7周半できます。
その光の速さで月までは1.3秒かかるということです。
さらにこれらは地球と月の直線距離で計算した結果なので、実際とは異なります。
実際に地球から月に行くためには直線で月まで向かうのではなく、曲線で向かうことになるからです。
ロケットだと地球から月までどれくらいかかる?
過去に月面着陸をしたロケットのアポロ宇宙船では、月まで2~4日ほどかかることがわかっています。
人類で初めて月面着陸をした宇宙船のアポロ11号は、4日と6時間の102時間もかけて月まで到達したのです。
科学の技術は日々進化していて、現在最も期待されているのは原子力ロケットと呼ばれるものです。
原子力ロケットが完成したらもっと時間を短縮して月まで行けると期待されています。
まとめ
光の速さだと1.3秒かかり、ロケットだと4日ほどかかります。
どちらにしても地球から月までの道のりは遠く、かなり時間がかかるのです。
ですが、原子力ロケットの開発などこれからの技術の進化次第では月までの時間が短くなる未来もありそうですね。