ふとした時、夜空を見上げればいつでも月を見ることが出来ます。
当たり前のように存在している月ですが、もしも月がなかったらなんて考えたことはありますか?
月は地球にとってとても重要な関係にあります。
もし月が無くなったら地球はどうなってしまうのか、具体的な状況を考えてみましょう。
地球と月の関係性について
惑星である地球と衛星である月は、ただの惑星と衛星の関係ではありません。
地球と月はお互いの大きさが似ている為、お互いが強い引力で干渉しあい、まさにパートナーのようなバランスの良い関係性を持っているのです。
他の惑星と衛星の場合、圧倒的に惑星の方が大きく、衛星は大して惑星に影響を与えることはないのです。
このことから、地球と月のこの協力的な関係は太陽系のどの天体よりもつながりが深いものです。
月がなくなったら地球はどうなるの?
この地球が安定した動きをしているのは月の存在があってこそなのです。
実は、月は地球の動きを抑制する役割を持っているのです。
ということはもし月がなくなったら地球は暴走し、誰も止めることが出来ない状況に陥るのです。
まずは、月の引力のおかげで傾いていた時軸がバランスを失って不安定になるでしょう。
時軸がブレると大きな気候の変化が起こることが想像できます。
異常気象が続き、植物や動物をはじめ人類までもが絶滅の危機にさらされるのです。
さらに月は地球の自転の早さを抑制する力も持っているので、月が無くなってしまうと自転の早さが速くなって1日が8時間ほどになってしまうと推測されています。
よって、気候の変化だけでなく大気に悪影響を及ぼします。
強風などの異常気象はもちろん大気そのものの成分が変わってしまい生き物が住める環境ではなくなってしまうかもしれません。
また、月は海水をひっぱる力や海水を拡散させる力をもっているので、月が無くなると地球上の海全体にあらゆる異常が起こります。
まとめ
今の安定した地球は月の存在によって成り立っているのです。
もしも月がなくなったら地球の暴走は止まらず私たちも生きていくことはできないでしょう。