紀元前6世紀ごろのギリシアではすでに地球が丸いことを知っていた哲学者が多く存在しており、マゼランやコロンブスが活躍した大航海時代には多くの人に広く知られる事実となっていたそうです。

では、日本ではいつこの事実が伝わったのでしょうか?

日本で初めて地球が丸いことを知った人物は誰なのでしょうか。地球 丸い 日本

地球が丸いことを日本で初めて知った人物は誰?

日本で初めて地球が丸い事を知ったのは織田信長だという説があります。

日本にやってきた宣教師が織田信長に地球儀を持ってきて説明したところ、織田信長はいとも簡単に地球が丸いという事実に納得したというのです。

織田信長は丸い地球儀を見て地球が丸いという概念を受け入れたのでしょう。

ということは日本にこの事実が伝わったのは南蛮貿易によるものかもしれません。

伝わった時期は16世紀頃で日本の歴史によると戦国時代ということになりますね。

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ですがそれまで閉鎖されていた島国である日本でこの異文化である事実が広まることは時間がかかることでした。

というのも日本には幕末から明治時代に外国文化とともに近代的な地理学や天文学なども入ってきたのですが、江戸初期の儒教者である林羅山は確固たる地球方形説を唱えていたとされています。

さらに時が過ぎた江戸時代後期になり測量家である伊能忠敬によって完成された日本地図にはその精密さから地球が丸いという事実を知っていたとされています。

江戸時代でもまだ少数の蘭学者や上層の知識人しか知らなかった事実が、明治時代になりようやく日本でも広く知られるようになりました。

まとめ

日本で地球が丸いことを知った初めての人物は織田信長だと言われています。

織田信長は宣教師が持ってきた丸い地球儀を見てすぐに地球が丸いことを理解したというから驚きです。

このことから初めて日本へこの事実が伝えられたのは16世紀頃の戦国時代とされています。

一般的に外国の文化や天文学が伝わったのは幕末から明治になってからで、明治時代では地球は丸いということを日本でも広く知られるようになりました。