約46億年前に誕生した地球。

その地球のことは、英語でアース(earth)と呼びます。

ラテン語ではテラ(Terra)など他の言語もありますが、そもそもこの英語のアース(earth)の名前の由来はどこからきたものなのでしょうか。

そこで、アースの由来についてご紹介します。

地球 アース 由来

地球をアースと呼ぶようになった由来や語源は?

地球のことは、ラテン語ではテラ(Terrra)もしくは、テルース(Tellus)としています。

この二つは、ローマ神話に登場する神様のことで、大地の女神です。

他の言語でも、地球のことは、<大地>を意味するものが多く使われています。

では、アース(earth)はどうでしょう。

地球を英語で<アース(earth)>と呼んだのは、古代中世英語の<エルセ(Erthe)>が由来となっています。

ドイツ語では地球のことを<エルデ(Erde)>と呼びます。

このエルデは、古代ゲルマン語の<エルダ(Erda)>が由来になったものですが、この<エルデ>が元になってそこから、アイスランド語では<ヨルドゥ(Jordh)>、デンマーク語では<ヨルド(Jord)>、そして中世英語では<エルセ(Erthe)>、ゴート語では<エールタ(Airtha)>と、それぞれの呼び名に派生したものです。

さらに、古代の中近東語で地球を表す単語を見ていくと、アラム語では<エレド(Ered)>または、<アラタ(Aratha)>と呼び、クルド語になると<エルド(Erd)>または<エルツ(Erts)>、そしてヘブライ語では<エレツ(Eretz)>となります。

そこから語源をたどってみると、すべてが現在のペルシア湾の呼び名である古代メソポタミアの<エリスレア(Erythrea)=現在のペルシア語ではオルドウ(Orudu)>の海が語源となっています。

<エリスレア(Erythrea)>の意味をひも解くと、野営地、または居留地という意味合いがあります。

この意味から地球とどうつながったのか不思議ですよね。

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これについては、シュメールの古文書によれば、初めてニビルから地球に降りた、アヌンナキの一団のニビルの住人の故事に由来するものといわれています。

アヌンナキ一団は、現在のアラビア海にまずは着水して、今とは違い当時は沼地だった、現代のペルシア湾の奥へと進んだそうです。

地球における最初の居留地として<エリドゥ>をその沼地の最深部に建設しました。

そして、地球でのアヌンナキの移住が進み、<エリドゥ>の単語が、地球を意味する単語として、様々な人類の民族に伝承されて受け継がれ<エールタ(Airtha)>、<エルセ(Erthe)>、そして<アース(Earth)>などといった単語に変化していったものです。

まとめ

日本語の地球は、<地>と<球>という字で地球の概念を表現している単語ですが、太陽系の他の惑星は、ギリシャ神話などに登場する神様などが由来になっています。

では、アースの由来についてまとめておきます。

  • 地球を英語で<アース(earth)>と呼んだのは、古代中性英語の<エルセ(Erthe)>が由来
  • ドイツ語では地球のことを<エルデ(Erde)>
  • 古代ゲルマン語の<エルダ(Erda)>が由来で、そこからそれぞれの言語に派生していった

普段、何気なく耳を通り過ぎる地球やアースの単語には、それぞれ長い年月の歴史があるんですね。