近年火星への移住計画や有人探査が話題になることが多く、さらに2018年7月には火星の大接近もあったため、火星への注目度が上がってきているようです。
また、7月に見ることができなかった場合でも、9~10月頃までは普段よりも近くに火星を見ることができると言われています。
そこで今回の記事では、火星は双眼鏡で見えるのか?倍率はどのくらいが良いのか?について説明したいと思います。
火星は双眼鏡でも見える?
火星は双眼鏡で見ることもできますが、細かい模様や樹冠などは双眼鏡では見ることができず、赤く光る光体が何とか見える程度だと言われています。
大接近の時であれば双眼鏡でも、樹冠と呼ばれる極地のドライアイスがつもり白く見える部分が確認できると言う話もあるようですが、普通の地上用の双眼鏡では倍率が低いためそこまで確認することはできないそうです。
火星を見るための双眼鏡の倍率は?
双眼鏡の倍率は一般的なもので6倍~10倍程度で、火星や土星など特定の惑星の表面を細かく観察するには倍率が足りないそうです。
また、双眼鏡の倍率をあげれば良く見えると言うわけではなく、双眼鏡はもともと広い範囲の星空を観察するのに向いているそうです。
そのため、星座や流星群を見るためには双眼鏡でも見えますが、火星を細かくじっくりと観察したいのであれば、倍率が100倍以上ある天体望遠鏡を利用したほうが良いと言われています。
最高倍率が150倍以上のものですと火星の表面の模様や、木星の表面、土星の環、地球に比較的近い月ではクレーターなども確認することができるそうです。
【13年~15年に1度】7月31日に火星が「大接近」、2003年以来15年ぶりhttps://t.co/s9d7nydPYo
天体望遠鏡を使えば、極点にある白いドライアイスなど、表面の様子が都会でも観察できるチャンスだという。 pic.twitter.com/AcsmAt2jpL
— ライブドアニュース (@livedoornews) 2018年7月9日
まとめ
火星を表面までじっくりと観察したいのであれば、倍率の低い双眼鏡ではなく本格的な天体望遠鏡を準備したほうが良いそうです。
しかし、天体望遠鏡は高価なものですから、なかなか揃えるのは難しいものです。
どうしても見たい場合には、スマートフォンと連動できる簡易天体望遠鏡と言うものもあるそうですので、試してみてはいかがでしょうか?