一番小さく、最も太陽に近いといわれる水星ってどんな惑星か知っていますか!?
水星の周りにはほとんど大気がありません。
太陽に近いことから、太陽系を強く受けてしまい水星を囲んでいる大気が吹き飛ばされてしまっているようです。
大気は、重力があれば吹き飛ばされずにとどめることができますが、水星には重力もないためむき出しの状態になってしまっているようです。
そんな水星に、水が存在するのは本当なのでしょうか!?
それでは今回は、水星に水は存在するのかについてご紹介します。
水星に水が存在しているって本当!?その理由は!?
水星の調査で太陽に最も近いと言われている水星に水が存在することが明らかになったそうです。
太陽に近く表面の温度は400度まで上がる事から、水なんて存在しないと思われていましたが、クレーターの内部に水の氷があるのではないかと言われていたようです。
表面の温度は400度を超えていてもクレーターの内側は1年を通して日が差ささないことから温度の条件は整っているようです。
1970年代にNASAの水星探知機である「マリナー10号」がクレーターの位置と一致したことで水の氷が存在するのではないかという可能性が高まったそうです。
2012年の探査で、レーダーで見つかった南北両極の明るい部分が、全て陰になっていることが確認され、その水の氷の総量は東京都心部と同じくらいで厚さは3kmほどになるようです。
水素の測定から、熱を通さない厚さ10cm~20cmほどの表層の下に水の氷が埋まっているのではないかと考えられています。
まとめ
今回は、水星には水が存在しているのかについてご紹介しました。
水星は、太陽に一番近い惑星のため、表面の温度は400度に達するため水なんて存在しないと思われてきましたが、昔からの調査で水が存在するのではないかという考えもあったようです。
クレーターになっている内部は、1年を通して日が差すことはありません。
1970年にNASAの水星探知機「マリナー10号」によって調査が始まりました。
そうするとクレーターの位置が一致したことから、水の氷が存在するのではないかという可能性が高まったようです。