木星は、太陽系惑星の中でもっとも大きな惑星であり、ジュピターと呼ばれます。
名前の由来となっているジュピターは、古代ローマ神話の神ユーピテルに由来します。
ユピテル、もしくはユッピテルと表記されますが、最高位の女神ユーノーの夫になります。
その巨大な木星には、大赤斑なるものがあります。
大赤斑とはどのようなものなのでしょうか。
動画も探してアップしたいと思います。
木星で見られる大赤斑とは何のこと?
木星は太陽系惑星の中でもっとも巨大な惑星になり、大きさ・質量ともに最大の惑星です。
古代ローマの時代から観測されてきた惑星であり、様々な神話・信仰の対象になりました。
その木星には赤道から南に22度に位置する高気圧性の大きな渦があります。
それが、大赤斑です。
この大赤斑はわたし達が住んでいる地球からでも望遠鏡での観測が可能です。
こちらは、ある方が望遠鏡で観測した木星の大赤斑になります。
この大赤斑を発見したのは、イタリア出身の天文学者であるジョヴァンニ・カッシーニ。
イギリスの哲学者ロバート・フックによれば、1665年までには発見されていたとのことです。
ジョヴァンニ・カッシーニは木星の大赤斑のほかにも土星の4つの衛星の発見、土星の環が複数の輪で構成されていることを発見する等、様々な功績を現代に残しております。
1997年、NACAが打ち上げた土星探査機のカッシーニは彼にちなみ名付けられたものです。
さて、大赤斑についてですが、大きさは18,000km×12,000km~40,000km×14,000km。
この大きさは、およそ地球2~3個分になります。
大赤斑は、速い速度と風力をもったジェット気流のようなものが木星の高速自転の影響を受け、互い違いに、尚且つ平行に吹いております。
マーブル模様の複雑な模様は、木星に存在する大気を構成する物質が攪拌されることによって、上昇・下降を繰り返すことによって起こるとのことです。
ちなみに、大赤斑の渦は未だすべてが解明されているわけではなく、発生する原因、および構造は発表されておりません。
ですが、2017年、巨大な熱源であることが報告されております。
まとめ
1977年に打ち上げたNASAのボイジャーが、1979年2月、木星の大赤斑の撮影に成功しております。
その画像では、木星の大赤斑の複雑な模様をはっきりと見ることができます。
ぜひ、検索してみてください。