銀河とは、一言でいうと星の集団です。
私達の太陽系も天の川銀河に属しています。
銀河はその他にも宇宙に数多く存在しています。
それでは、最も地球に近い銀河はどんな銀河で、どれくらいの距離離れているのでしょうか。
今回は地球から距離の近い銀河について紹介します。
地球と最も距離が近い銀河とは?
一般に銀河というと、恒星や惑星、その他ガス状になった星雲のようなものや塵などがそれぞれの重力によって拘束されている天体のことをいいます。
銀河には、分類上、いくつかの種類があります。
星の数が数十億個以下の場合は、小銀河とか矮小銀河と呼びます。
このタイプで最も近い銀河はおおいぬ座にあり、距離は約2万5000光年です。
かつてはアニメの題材にもなったマゼラン雲が最も近いと考えられていました。
地球との距離は7万5000光年離れています。
私達のいる銀河と同等のクラスといわれている銀河で、最も近い銀河はアンドロメダ銀河で、約254万光年先にあります。
銀河の中でもひときわ明るい光を放つ銀河を活動銀河といいます。
内側から大量のエネルギーを放っている銀河で、中心にはブラックホールがあると考えられています。
活動銀河には、電波を発する電波銀河、中心がとても明るいセイファート銀河などがあります。
電波銀河で一番近い銀河は約1300万光年離れたケンタウルスAです。
また、最も近いセイファート銀河はコンパス座にあり、こちらも約1300万光年離れたところにあります。
銀河は活動がつづくと星を生成していきますが、中でも早く、そして私達の太陽よりもはるかに大きい星を生成し続けている銀河があります。
これをスターバースト銀河といいます。
スターバースト銀河で最も地球に近いのは、おおくま座にあるM82という銀河で、距離は約1200万光年です。
まとめ
すぐ近くの銀河といっても、途方もない距離があります。
光は地球を一秒間に7.5周する速さを持っていますが、その速さを持ってしても何万年という時間がかかる距離にあるのですね。
宇宙は私達の考えられるスケールをはるかに超えた大きさを持っています。