惑星に降り注ぐ日射の強さのことをを指す太陽定数。

地球の太陽定数は比較的どこにでも記載されていますが、火星の太陽定数は中々載っていません。

今回は火星の太陽定数の求め方についてご紹介します。

火星の太陽定数の求め方。そもそも太陽定数って何

太陽定数 求め方 火星

太陽定数とは太陽系の惑星の大気の表面に入射する太陽の仕事率のことです。

簡単に言うと「1時間に惑星に降り注ぐ太陽の光(エネルギー)の量」

太陽の黒点の活動の変化などで太陽定数は変化しますが、その変化量は0.1%くらいなので定数として扱われています。

・太陽定数の単位

太陽定数の単位はワット毎平方メートルという単位を使います。

記号にするとW/m2

光における照度のことを指します。

・地球の太陽定数

ロケットや人工衛星によって正確な数値の太陽系数が観測されています。

地上で計ると大気に吸収されて性格な数値は出にくくなるようです。

地球の太陽定数は1366W/m2。それに地球の断面積である127,400,000km2をかけると地球が受け取っている太陽光を算出することができます。

その答えは1.740×1017 Wとなります。

火星の○○が分かる太陽定数の求め方

太陽定数が分かると、太陽から火星に入るエネルギーと、火星から宇宙に放出されるエネルギーの差などが分かるようになります。

放出されるエネルギーが等しいほど惑星の温度は一定で安定をしています。

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・火星の太陽定数の求め方

火星の太陽定数(S)は軌道半径(r)の逆数の二乗に比例します。

なのでS=S0×(1/r火星)^2となります。

解説をすると軌道半径rの球の表面積は4πr^2

太陽から発せられたエネルギーは軌道半径(4πr^2)にまんべんなく広がっています。

なので単位面積あたりのエネルギーは総エネルギー÷表面積で出す事ができるので分母にr^2が出てきます。

ちなみに火星の太陽定数は火星593w/m^2と言われています。

火星にも大気があるので、地上と上空では数値が違います。

なので問題集で解く場合には「火星には大気が無いものとする」という文言が入っている場合が多いです。

まとめ

☑太陽定数とは惑星に降り注ぐ太陽光のこと。

☑太陽定数の単位はワット平方メートル(W/m2)

☑火星の太陽定数は593w/m^2。求め方の数式は火星の太陽定数(S)は軌道半径(r)の逆数の二乗に比例するので、S=S0×(1/r火星)^2

数式が多いのと、規模が大きいことから中々ピンと来ない数字になったり難しく感じたりしますね。