水星ってどんな惑星か知っていますか?
太陽に一番近く、惑星の中で一番小さい惑星と言われています。
小学校で「水金地火木土天海冥」と習ったように水星は、一番太陽に近い惑星です。
昔は、冥王星もありましたが、今では成分も動きも違うことが分かり、準惑星に分類され、8つの惑星になったようです。
そんな水星は、太陽に近いため日当たっている表面の温度は日中で400度近くまで上がってしまいます。
温度変化が激しく夜になるとマイナス160度まで低下するようです。
そんな水星の表面にしわができるのはどうしてなのでしょうか?
それでは今回は、水星の表面にできるしわは一体なんなのかについてご紹介します。
水星の表面にできるしわは一体なに!?
最新の研究で水星は、約40億年の間に最大14キロも小さくしていることが分かったそうです。
水星が小さくなっているのは、水星が冷却しつつあるからのようです。
水星には、地球とは違って熱損失が地殻に及ぼす圧力などで振動したり、押返したり横滑りする何枚からプレートはなく、岩盤プレートしかありません。
水星を覆っている一枚の岩盤プレートが縮むことで、表面にひずみができしわ状の尾根と波打った断崖が作られてしまうようです。
今まで、水星の表面に関しての調査は半分以上も行われていなかったそうです。
それは、水星に近づいて調査してきた探知機がNASAの「マリナー10号」だけだったからのようです。
1974年~1975年にマリナー10号が水星の表面の45%を撮影しましたが、この画像では水星が誕生初期の約40億年前、小さな惑星に次々と衝突されていましたが、直径2~6キロしか縮んでいないことが分かり、研究者たちを不思議がらせる結果となっていたようです。
水星は、火星や月と表面が似ていますが、月や火星と比べると明らかに収縮が進んでいることが分かっているようです。
まとめ
今回は、水星にできている表面のしわについてご紹介しました。
水星には、地球などとは違って、圧力などで振動したり、押し返したり横滑りするなどといった複数のプレートはなく、水星は岩盤プレートしかないようです。
そのため、一枚で覆っている岩盤プレートが縮むことで表面にひずみができ、それがしわのように見えているようです。