金星という惑星を知っていますか?
太陽に二番目に近い惑星で、金星と地球はとても似ていることから「姉妹惑星」とも呼ばれているそうです。
金星の直径は12,092kmで地球よりも650kmほど小さいだけでほとんど変わりません。
金星は太陽の光や熱を沢山受けているため、表面の温度は460℃にまで達します。
金星の周りにはほとんど二酸化炭素でできた分厚い大気があるため、日中受けた熱を外に逃すことがないため夜の表面の温度も日中とほぼ変わらないそうです。
そんな金星の気圧が高いのはどうしてなのでしょうか?
それでは今回は、金星の気圧が高い理由についてご紹介します。
金星の気圧ってどうして高いの!?その理由は!?
金星の気圧は、90気圧と言われておりとても高く、これは海の水深900メートルほどに相当するそうです。
そのため、金星を観察しようと宇宙探知機を送り込みましたが、そのほとんどが地表に達する前に押しつぶされてしまったようです。
人間も何の装備もせずに金星に言ったら、押しつぶされてしまいますね。
気圧は、金星の上空にある大気の質量で決まっているようです。
地球は、1平方メートルの範囲の地面の上には10トンほどの大気があり、金星の1平方メートルの範囲の上空には1000トンほどの大気があります。
地球と金星を比べると地球の90倍もの大気があるということになります。
地球より金星の方が気圧がずっと大きいのには、大気や表層環境の違いが原因のようです。
地球にも昔は、分厚い二酸化炭素でできた大気があったようです。
しかし、年月が経つにつれて地球が冷え海ができ、二酸化炭素が海中に溶けだし、炭酸塩として岩塩に固定され、地球から二酸化炭素はほとんど取り除かれていったそうです。
そのため、地球に人間が住むことができているそうです。
一方で金星には、海が一時的にしか形成されませんでした。
そのため、二酸化炭素はそのまま大気中に残ってしまい、分厚い二酸化炭素を主とした大気が維持されしまっているようです。
このことなどが気圧が高い理由とされています。
まとめ
今回は、金星の気圧が高い理由についてご紹介しました。
金星の大気は90気圧ありこれは、地球の90倍と言われています。
どうして気圧が高いのかは、上空にある大気の質量で決まっているようです。
金星には1平方メートルの範囲の地面に1000トンほどの大気があるそうです。
そしてその大気は分厚い二酸化炭素でできており、これが気圧が高い理由とされています。