太陽系の惑星、天王星には磁場が存在することから、オーロラも観測される惑星です。
天王星は、自転軸の傾きも他の惑星とは違い特徴的な惑星です。
天王星に衛星がいくつか確認されていますが、今回は、天王星の衛星にスポットをあて、それぞれの衛星の大きさや地球からの距離について調べました。
天王星の衛星の大きさは?
天王星そのものの重力は、地球の重力の約90%ほどの7.69m/s2であることが確認されていて、例えば、地球上での体重が60kgの方は、天王星で測定した場合は54kgになります。
大きさは、他の惑星の中で3番目に位置していて、地球の約4倍でおよそ51,000kmです。
天王星の大気の温度は、-224℃と想像もつかないほどの超低温で、太陽系の惑星の大気の中ではもっとも低い温度といわれています。
これらの情報は、ボイジャー2号で収集したデータによるもので、天王星には、季節があると推測されているようです。
ただ、まだ謎の多い惑星とされていて、今なお天王星の大気の詳細はわかっていない部分が多くあるようです。
そんな天王星の衛星は、現在27個が確認されていますが、それぞれの衛星の大きさと天王星からの距離、そして質量について一覧にしました。
ちなみに天王星から衛星を見た場合、もっとも大きな視直径を持つのがアリエルです。
- コーデリア:直径26km→天王星からの距離50,000km→質量-
- オフェリア:直径30km→天王星からの距離54,000km→質量8×1017kg
- ビアンカ:直径42km→天王星からの距離59,000km→質量8×1017kg
- クレシダ:直径66km→天王星からの距離62,000km→質量8×1017kg
- デスデモーナ:直径54km→天王星からの距離63,000km→質量8×1017kg
- ジュリエット:直径84km→天王星からの距離64,000km→質量8×1017kg
- ポーティア:直径108km→天王星からの距離66,000km→質量8×1017kg
- ロザリンド:直径54km→天王星からの距離70,000km→質量8×1017kg
- キューピット:直径10km→天王星からの距離75,000km→質量-
- ベリンダ:直径66km→天王星からの距離75,000km→質量8×1017kg
- パーディタ:直径20km→天王星からの距離76,000km→質量-
- パック:直径154km→天王星からの距離86,000km→質量8×1017kg
- マブ:直径10km→天王星からの距離98,000km→質量-
- ミランダ:直径472km→天王星からの距離130,000km→質量6.60×1019kg
- アリエル:直径1,158km→天王星からの距離191,000km→質量1.35×1021kg
- ウンブリエル:直径1,169km→天王星からの距離266,000km→質量1.17×1021kg
- タィタニア:直径1,578km→天王星からの距離436,000km→質量3.53×1021kg
- オベロン:直径1,522km→天王星からの距離584,000km→質量3.01×1021kg
- フランシスコ:直径12km→天王星からの距離4,276,000km→質量-
- キャリバン:直径98km→天王星からの距離7,169,000km→質量8×1017kg
- ステファーノ:直径20km→天王星からの距離7,979,000km→質量8×1017kg
- トリンキュロ:直径10km→天王星からの距離8,504,000km→質量-
- シコラックス:直径190km→天王星からの距離12,213,000km→質量8×1017kg
- マーガレット:直径11km→天王星からの距離14,345,000km→質量-
- プロスペロ:直径30km→天王星からの距離16,665,000km→質量8×1017kg
- セテボス:直径30km→天王星からの距離17,879,000km→質量8×1017kg
- ファーディナンド:直径12km→天王星からの距離20,901,000km→質量-
まとめ
天王星の衛星の名前は、シェークスピアなどの中心人物の名前を起用していますが、最近の星の名前は、だんだんシンプルになってきているので、そういう面でも天王星の衛星は貴重な衛星になるのかもしれませんね。
では、ここで紹介した内容をまとめました。
- 天王星そのものの重力は、地球の重力の約90%ほど
- 大きさは、他の惑星の中で3番目に位置、地球の約4倍で約51,000km
- 天王星には季節があると推測される
天王星は、自転軸が他の衛星と違って横向きですが、衛星も同じく傾きが見られます。
天王星と衛星、お互いにどんな存在として映っているのでしょうか。