天王星は、青白く光る惑星でコバルトブルーのような鮮やかな色に見えます。
天王星は、地球からの距離でいくと7番目の惑星です。
そんな天王星は、地球と比べるとどのぐらいの大きさなのでしょうか。
そこで、天王星と地球の大きさと、それぞれの面積、重さなどを比較してみました。
天王星の大きさは地球と比べるとどっちが大きいの?
天王星は、その名前をギリシャ神話に登場する空の神様「ウーラノス」から命名された惑星です。
天王星は、同じく青い色をした海王星と共に、その美しい色が注目される惑星です。
天王星は、地球へもっとも接近すれば、肉眼でも確認することができる明るい天体であったことから、恒星と捉えられていた時代もあった惑星です。
さて、天王星の大きさと地球の大きさは、結論からいうと天王星の方が格段に大きいです。
天王星の直径は、およそ51,118キロメートルで太陽系では、3番目に大きな惑星として確認されています。
一方、地球の直径は12,742キロメートルです。
つまり、天王星は地球よりも約4倍ほど大きい惑星になります。
地球は、ご存知のようにミカンを軽くつぶしたような形で、完全な球形ではないので、赤道の長さと北極と南極を通る長さでは多少違ってきますが、それでも天王星の大きさには及びません。
太陽系の8惑星の大きさでの順位は、木星→土星→天王星→海王星→地球→金星→火星→水星となっています。
天王星の基本情報を見てみると、
- 直径→51,118 km
- 表面積→8.13 ×109 km2
- 質量→8.686 ×1,025 kg
- 平均密度→1.27g/㎤
- 表面温度→-210度
- 公転周期→84.0223年
- 自転周期→0.718日
- 太陽から距離→平均28億7,503万km
- 衛星の数→27個
では、わかりやすいように地球の大きさと共に表面積と質量を比べてみましょう。
- 天王星の直径→51,118 km:地球の直径→12,742km
- 天王星表面積→8.13 ×109 km:地球の表面積→5.10×108km2
- 天王星質量:8.686 ×1,025 kg:地球の質量→5.974×1,024kg
このように、天王星は、地球に比べると地球よりもはるかに大きく、表面積は地球の約15.9倍も広く、そして質量でも地球の約14.5倍と重いことがわかります。
また、天王星の重力は、地球の重力の約90%ほどで8.69 m/s²であることは確認されています。
わかりやすく説明すると、地球に住む体重60kgの人が天王星で暮らせば54kgにもなります。
ただ、実際、宇宙飛行士が天王星に降り立ったとしてもそこまで大きな変化を体感するほどではないかもしれません。
まとめ
ガガーリンの言葉として有名な「地球は青かった」という話がありますが、実は地球は灰色の姿をしているといわれています。
一方、天王星は、水やメタンなどの成分の性質から青白く鮮やかな青に見える惑星です。
では、天王星と地球の大きさについてまとめました。
- 天王星の直径は、およそ51,118キロメートル、地球の直径は12,742キロメートルで、天王星は地球よりも約4倍大きい
- 太陽系の8惑星の大きさでの順位は、木星→土星→天王星→海王星→地球→金星→火星→水星
- 天王星は、表面積が地球の約15.9倍も広く、質量でも地球の約14.5倍重い
- 天王星の重力は、地球の重力の約90%ほどで8.69 m/s²
天王星には季節があります。ただ、天王星の場合は、1日中太陽が沈まなかったり、夏なのに太陽が顔を出さないなど、地球のような季節を感じられるような風情はないようです。