私達人間は現在75億人に近づいているといわれますが、地球上に存在する生き物の個体数の中では多い方なのでしょうか?

地球上で一番個体数が多い生物というのは何なのでしょう?

現在判明している個体数について比較してみました。

地球で1番個体数が多いのは!?

私達人間は『Homo sapiens』(ホモ・サピエンス)という学名を持ち、和名では『ヒト』とよばれる生物に分類されますが、地球上にはこういった生物学的に記録されているものが現在のところ約174万種類あるといわれます。

もっとも名前がある生物だけの種類になりますので、実際にはまだ知られていない生物を含め数千万から数十億種類の生物が存在するのではないかともいわれます。

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分類されて名前のある生物のうち、一番多いのが昆虫類で約97万種、次が植物で27万種で、ヒトを含む脊椎動物は約4万5千種類程度なのだそうです。

国連の提唱によって2001~2005年に行われた『ミレニアム生態系評価』という環境アセスメントの内容でも、生物種の中で一番多いのは昆虫類とムカデなどの多足類で約800万種と推定されたということです。

そのうち実際に名前がついているものが約100万種ですから、9割近くが未知の種類ということになるでしょう。

細菌(バクテリア)類は目に見えないほど小さいだけに多いような印象がありますが、推定数は約100万種ということで、昆虫類の推定である800万にはとうてい及ばないのがわかります。

ちなみに、地上の8割以上、海中は9割以上の生物が未発見で名前がない状態であるという話もあるそうです。

まとめ

地球上で一番大きな割合で存在するのは昆虫類なのですね。

しかも、まだ名前のついていない種が9割近いそうですので、まだまだこれからの新発見が楽しみになります。

生物の分布や生態などの調査は、地球の生態系管理の重要性や人間社会にもたらす影響などを把握するものであり、地球時代の将来を左右することになる重要な位置づけになりますので、私たちも関心を持つべきものではないでしょうか。