私達は、時々空を見上げますが、考えてみると空はどこまで続いているのでしょうか。
空はどこからどこまでなのか、具体的なことはあまり知られていないのではないでしょうか。
今回は、空はどこからどこまでなのか、について紹介します。
地球の空の高さとは?どうやって決めているの?
空がどこまでなのか、宇宙との境目には、様々な考え方があります。
地球の大気圏の高さを宇宙空間との境目とし、そこまでを空と呼ぶ考え方があります。
具体的には地上10000kmのところです。
あるいは地上から100kmのところを境界線とする考え方もあります。
これは国際航空連盟が決めたカーマンラインと呼ばれる境界で、日本のJAXAやアメリカのNASAもこれより上空を宇宙としています。
他にも、アメリカ空軍の定義もあります。
地上80km地点より上を宇宙と定義しています。
地球の大気では、ここから上空は熱圏という位置にあたり、太陽からのエネルギーを吸収するため、温度が高い部分です。
空軍は、これより上空はロケットの出番と考えたのかもしれません。
そして、空はどこから始まると考えればよいでしょうか。
これには、定義らしきものはありません。
強いていえば、それぞれの目線によるのではないかと考えます。
人が上を見上げた時に「空」と認識する高さが空の始まりと考えてはいかがでしょうか。
地球の空の層とは一体何?
地球の空はいくつかの層に分類されています。
私達が暮らしている地帯を大気境界層といいます。
簡単にいってしまうと、地表の影響をうける層ということです。
風の影響を大きく受けるため空気の流れは、一定ではなく乱れています。
大気境界層の上空を自由大気と呼んでいます。
文字通り、地表の影響を受けない領域です。
自由大気の上には、オゾン層があります。
オゾン層では高度上昇に伴い、温度が上昇します。
これは、太陽からの紫外線を吸収するからです。
オゾン層上部には、電離層というものが存在します。
これは、地球の大気の分子が、紫外線などにより電気的に分離した領域です。
このため、短波周波数領域の電波を反射するので、長距離の通信が可能になっています。
まとめ
空の高さはどこからどこまでなのか、という疑問は意外とロマンチックではないでしょうか。
具体的には、宇宙開発をする部署がそれぞれの立場にたって決めているようですね。