宇宙には、多くの天体があり、私たちの地球もその一つです。
地球は太陽系に属しており、その太陽系もまた、銀河という大きなかたまりの中の一つです。
太陽系が属している銀河の名前は、「天の川銀河」といいます。
地球が属している銀河は天の川銀河?
銀河とは、一言でいってしまうと、恒星や、宇宙塵などの集合体で、互いの重力で拘束されている巨大な天体です。
かつては、私達の属している銀河をほかの銀河と区別するために「銀河系」と呼んでいました。
今は「天の川銀河」といっています。
天の川というと、夜空に浮かぶ、星々の美しく流れるような光の束を思い浮かべるのではないでしょうか。
あの「天の川」と、地球がある銀河の「天の川銀河」とは関係があるのでしょうか。
実は、夜空に輝く天の川は、地球がある天の川なのです。
天の川は、銀河の一部を内側から見ていたのです。
銀河の内側にいる私達には、残念ながら、天の川銀河の全体をみることはかないません。
天の川銀河とは?銀河の中で太陽の位置は?
天の川銀河には2000~4000億個の恒星があるといわれています。
また、天の川銀河の中心には、巨大なブラックホールがあることもわかっています。
また、天の川銀河は、おとなりのアンドロメダ銀河と同じような渦巻状と考えられてきましたが、最近になって、同じ渦巻状でも棒渦巻銀河という事がわかってきました。
某渦巻銀河とは、中心が棒のようになっていてそこから渦を巻いている銀河です。
私達の太陽系が天の川銀河のどのくらいの場所に位置しているのかは、わかっています。
天の川銀河の直径は、約10万光年といわれています。
太陽は、その中心からは2万8000光年の位置にあるといわれています。
太陽が天の川銀河の端の方に位置しているため、他の恒星系の重力の影響が小さく、地球のような生命が誕生する星ができたのではないかとも言われています。
まとめ
夜空に見ていた、天空を走る天の川は実は私達が属する銀河だったのですね。
無数に輝く星の流れの中で様々なストーリーが生まれてきましたが、天の川といえば、やはり七夕伝説でしょうか。
年に一度しか会えない夫婦なんて、天帝も少し意地悪な気がします。
美しい夜空にも、しきたりがあるなんて少しがっかりです。