恐竜は約1億6500万年もの間、地球の覇者であり続けました。
しかし約6500万年前に絶滅したといわれています。
今回は恐竜がいつ、そして何故絶滅したのかについて紹介します。
恐竜が地球から絶滅したのはいつごろ?
実は、恐竜には地球に最初に姿を現してから4千万年後くらいの今から2億年前頃に、大量絶滅の危機がやってきています。
地球の火山活動が活発化したことにより多くの生物がダメージを受け絶滅していったのです。
しかし恐竜はこの危機を乗り切り、次の時代に栄華の時代を作りあげていくことになります。
生き残ったその後には、他の生物、植物や哺乳類、鳥類なども姿を現してきます。
しばらくは、生物にとって楽園のような時代が続きました。
しかし、今から約6500万年前再び大量絶滅の危機がやってきます。
今度は恐竜も逃れることができず、絶滅してしまったといわれています。
恐竜が絶滅したのは地球に隕石が落下したせい?
恐竜が絶滅した理由については、様々な説がありますが、最近では隕石落下が原因、という説が主力になりつつあります。
直径180kmという大きさの隕石が地球に衝突したのが原因ではないか、という説です。
この規模の隕石の衝突が起きるとその衝撃は相当のもので、水爆の何万倍という威力があったといわれています。
衝突の衝撃もさることながら、地球はその衝撃により火山活動を活性化させたと考えられます。
その結果、火山性のガスなどの有毒ガスが恐竜にダメージを与えた可能性があります。
また、気候の大きな変動が考えられます。
隕石衝突による噴煙や岩石蒸気(気体になった岩石)とよばれるものが地球上を覆いつくし、太陽の光が届かなくなっていたかもしれません。
光合成ができなくなった植物は、どんどんいなくなってしまったことでしょう。
それを食べていた草食恐竜には大きなダメージになったに違いありません。
まとめ
最後の大量絶滅のあとの地層からもわずかに恐竜の化石が見つかっています。
しかし、生き残った恐竜たちは二度と繁栄することはありませんでした。
その謎はまだ解明されていませんが、大きな体では対応できない環境になっていったから鳥に進化したともいわれています。