地球が誕生したのは、46憶年前とされているのはご存知かと思います。
でも、想像もつかない46億年前のことです。
いったい何の根拠があって、地球が46億年前に出来たということになったのでしょうか。
そこで、地球が46億年前に出来たといわれる根拠について調べました。
地球が46億年前に出来たといわれる根拠!地球の年齢はなぜわかった?
地球が46億年前に出来たとされていますが、なぜ地球が46憶年前に誕生したことがわかったのか、不思議に思う方も多いでしょう。
例えば、土を掘って地層を見ることで、そこまでの土の層の成り立ちが見えると言いますが、46億年という数字の答えが出せるサンプルは、この地球上の中にはまずないでしょう。
今は、宇宙探査機で太陽系の惑星を調査することが可能なので、様々な惑星のデータが根拠になっているのでしょうか?
実は、地球が46億年前にできたとされるのは、地球に落ちる隕石から調査したことが根拠になっています。
その隕石から、地球の年齢がわかったようです。
地球が46億年前にできたことがわかった根拠は隕石!?
最近、世界のあちこちで隕石について話題になることがありますよね。
地球に落ちてくる隕石といっても、正確に表現すると、落ちてきたのではなく地球と隕石がぶつかったものです。
宇宙の空間には、小さな星がたくさんありますが、隕石は、これらの金属や岩でできている小さい星です。
この小さな星が隕石として地球に衝突してきます。
地球と隕石が衝突するときのスピードは、高速でたった数秒で数十キロという速さです。
この高速のスピードで地球に衝突するために、地球の空気と隕石の摩擦で、隕石は非常に高い熱を発生させます。
通常、この高い熱で地上に到達するまでは、全部が燃え尽きてしまうものですが、大きい隕石となると全部燃えずに、残っている隕石が地上まで落ちてきます。
この隕石は、微惑星に集合しきれなかった隕石として、始原物質の名残りとして考えられるものが多いです。
46億年という地球の年齢の根拠は、この隕石の作られた年代を調べたことで導き出されました。
隕石は、これより古い時代にできたものは存在しないことから、太陽系が出来たのは46億年前で、そのころに地球を含む惑星や太陽などもできたと考えられるようです。
隕石の年代を調べる方法で使われるのは、放射線物質のラウン238などを測定する方法が一般的なようです。
一定の速さで崩壊する性質を持つ放射物質は、地球上にあるウラン238などの崩壊の状態を調べて、地球の年齢を割り出しています。
それで、ウランの半減期が、地球と同じ年齢の約46億年であるとわかりました。
半減期は、ちょうど半分の量になるまで時間をいうものです。
他の資料などの証拠と照らし合わせても、矛盾のない数値といわれています。
まとめ
地球に限らず太陽系には、まだ解明されていない謎がたくさんあるようですが、少なくとも地球が出来たのが46億年といわれるのは間違いないでしょう。
- 隕石は、微惑星に集合しきれなかった始原物質の名残り
- 隕石の作られた年代を調べたことで、約46億年という数値を導き出した
- ウランの半減期が、地球と同じ年齢の約46億年であるとわかった
隕石が地球に衝突するのは、年に5個~10個といわれているので、今後も隕石によって地球が誕生した頃のことが何かわかるといいですよね。