世界には全部でいくつの国があるかご存知ですか?

この質問の答えは、何を基準にするかによって若干の差があるそうです。

ここでは、その基準をもとにした世界の国の数について詳しくご紹介します。

地球の中の国の数は!?

外務省のホームページによると、世界の国の数は196カ国になっています。

しかし、この数字は世界共通というわけではなく、日本政府が承認している国に日本を加えた数なのだそうです。

それに対し、国連加盟国の数は193カ国であるということで、若干の差があることがわかります。

日本が承認している国のうち、『バチカン市国』『コソボ共和国』『クック諸島』『ニウエ』は国連には加盟しておらず、逆に国連加盟の『北朝鮮』は日本から承認をされていません。

というわけで、3カ国の差があるわけですね。

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ちなみに、日本が一番最近国として承認したのは南太平洋にある孤島の国『ニウエ』ですが、国土面積が259㎢で島の一周が67㎞しかなく、国としても島国としても世界でも最小の部類に入ります。

また、日本が国家として認めていない『北朝鮮』については、日本の見解として『朝鮮南部になる大韓民国の政府が、朝鮮にある唯一の合法的な国家である』というものがあり、実際に日本国内には北朝鮮の大使館や領事館のようなものは存在しないため、北朝鮮のパスポートやビザは朝鮮総連が取り扱っているということです。

国連にも加盟せず日本にも承認されていない国もあります。

『台湾』『パレスチナ暫定自治政府』『ソマリランド共和国』などがその例で、『台湾』については中国の一部とみなされているからなのですが、日本以外の20カ国からは独立国家として承認されているそうです。

『パレスチナ暫定自治政府』は宗教上の対立により、特に西側諸国から国として認められていません。

『ソマリランド共和国』については1991年に独立を宣言しましたが、国連からも世界中の国々からも国家承認されていないようです。

まとめ

世界の国の数は、基準になるものによって数が変わることがわかりました。

『国連の加盟国数』であれば193カ国、『日本が承認している国の数』の場合は196カ国なのですね。

実は他にも国の数え方が存在します。

100カ国以上を訪問した人が参加可能な『トラベラーズセンチュリークラブ(TCC)』という団体は、1954年に始まったアメリカの同好会のような位置づけになりますが、独自のルールで決めた国の数が324カ国もあるということなのです。

国それぞれに歴史的背景や宗教上の問題など様々な事情があり、それが国家のとらえ方に繁栄されているということになるでしょう。