皆さんは科学の授業で水金地火木土天海冥と惑星の順番を覚えた記憶はありませんか?

年代によっては冥王星が入っていないこともあるかと思いますが、基本的には海王星は冥王星よりも手前で覚えていることが多いと思います。

この海王星と冥王星の太陽からの距離が逆転することがあるようなのです。

ここでは海王星と冥王星の太陽からの距離についてご紹介します。

海王星 冥王星 逆転

海王星と冥王星は太陽からの距離が逆転するって本当?

冥王星は太陽からの平均距離が59億1510万kmほどで、海王星の太陽からの平均距離は約45億kmになります。

平均距離だけを見ると海王星よりも冥王星の方がだいぶ遠く、海王星と冥王星の太陽の距離が逆転するようには思えませんよね。

ですが、冥王星の公転軌道は、太陽から一番近くなる近日点で44億4220万km、太陽から一番遠くなる遠日点で73億8810万kmとかなり細長い楕円軌道になっているようなのです。

そのため、冥王星は近日点の領域を通る13年から20年の間は海王星の軌道の内側になるため、海王星と冥王星は太陽からの距離が逆転する、ということになるようです。

スポンサードリンク

最近の海王星と冥王星の逆転はいつだったの?

最近起きた海王星と冥王星の太陽からの距離の逆転は、1979年2月7日から1999年2月11日までになるようです。

このときは約20年間海王星と冥王星の距離の逆転が起きていたようです。

さらに計算してこの逆転現象が起きた日付を調べると、1735年7月11日から1749年9月15日まで、さらにその前は1483年4月30日から1503年7月23日まで起きていた、ということになるそうです。

この海王星と冥王星の太陽からの距離の逆転は、約13年のものと約20年のものが交互に起こると考えられているそうです。

まとめ

いかがでしたか?

ここでは海王星と冥王星の太陽からの距離の逆転についてご紹介しました。

冥王星の公転周期は248年ほどとかなり期間が長く、次に海王星と冥王星の逆転が見られるのは2200年以降になりそうですね。

私たちが生きている間にはもう見ることができない現象だと思うと、なんだか少し寂しい気もしますね。