昔から、明けの明星、宵の明星として親しまれてきた金星は、火星と並んでお隣の惑星です。
でも、どれくらい地球から遠いのか、知らない方も多いのではないのでしょうか。
また、太陽との位置関係はどうなっているのでしょう。
今回は、地球から金星までの距離や互いの位置関係について紹介します。
地球と金星との距離は?例えてみると・・
地球と金星の間の距離は、どちらも太陽の周りを回っているので、距離は常に変化しますが、平均距離は4140万キロです。
4140万キロといってもなかなかイメージできないと思いますが、時速100キロの速さの車で、走り続けても40万時間かかるということです。
年数にすると、47年くらいかかる距離といえば、なんとなく想像がつくのではないでしょうか。
とてつもなく遠いのですが、もうひとつのお隣の星、火星よりも近いです。
ちなみに火星までの距離は7830万キロ、火星は金星よりも約1.9倍の距離にあります。
地球と金星の位置関係は?太陽との関係は?
金星は太陽から見たとき、2番目の惑星です。
ですから、特徴としては、太陽に近いので地球よりも非常に熱い天体といえます。
金星は月と同じように満ち欠けをします。
肉眼ではわかりませんが、大きさも変わっています。
地球に近づくと、大きく見えます。
特に三日月のように見えるときが地球に近いときです。
これは、地球と太陽と金星の位置関係によります。
地球から見て金星が太陽の向こう側にいるときは、金星は満月のように見えるでしょう。
しかし、この場合は太陽が邪魔をして、地球から金星は見えません。
その位置から少しずれると、ほぼ丸く見えます。
でも、この時は距離が遠いので小さく見えます。
地球に近いときであれば、大きくなるのですが太陽の光が当たる部分が減って三日月のような形になります。
金星が太陽と地球の間にあれば、全く見えなくなります。
まとめ
宇宙的なスケールでみた場合、あまりに大きくて私達の想像のつく範囲の距離ではたいしたことはなく、地球と金星との距離は近いといえるのかもしれません。
また、金星は地球に大きさがとてもよく似ています。
しかし、太陽との距離が近いため残念なことに生物が住める環境ではないようです。