地球と似ている点が多く地球に住めなくなった場合の未来の移住先としても検討されている惑星の火星と金星ですが、この両者にはどんな違いがあるのでしょうか?
今回はそれぞれの特徴や大気の様子、明るさの違いなどをご紹介します!
火星と金星の特徴を比較しよう!!
火星の特徴は地球と似た惑星だということです。
過去に海が存在したことや1日の気温差が大きいことが挙げられます。
金星の特徴はやはり自転の向きでしょう。
地球や火星とは異なり逆方向へ回転しているのです。
金星では太陽が西から昇るのです。
この理由は解明されていませんが金星の誕生に関係があるだろうと言われています。
火星と金星の大気はどう違うの?!
火星の大気は地球と似ていて二酸化炭素や窒素、酸素などが主成分なのですが一方で金星の大気はほとんどが二酸化炭素で覆われています。
わずか3%ほどは窒素ですがさらにその上空は分厚くて濃い硫酸の雲があります。
しかしながらこの硫酸の雲が作られる理由はまだ解明されていません。
また、金星の上空は時速400kmもの高速の風が吹き続け、スーパーローテーションという名前がついています。
この高速の風が吹く理由も解明されていません。
金星の大気には謎が多く、今後の金星探査のひとつにもなっています。
火星と金星の明るさとは?!
金星は地球よりもさらに太陽に近く、硫酸の雲が太陽光を80%も跳ね返すので地球から見た金星はキラキラと明るく輝いて見えるのです。
このことから金星の明るさは数値で言うと-4.9とトップクラスで地球から見て3番目に明るいのです。
しかし、この硫酸の雲でほとんどの太陽光を跳ね返してしまうため金星の表面に届く光は少なく薄暗いのです。
一方の火星は金星に次ぐ明るさを持ちます。
数値で言うと-3です。
まとめ
火星と金星は全く違った環境の惑星だということがわかりました。
どちらも地球から割と近い惑星ですが金星は遠くかけ離れた別次元の存在だったのですね。
謎が多い金星ですがこれからの技術の向上によって新しく解明される事実に期待しましょう!